ロックダウン・行動制限の影響でベビーブーム到来か。2億個のコンドームの生産減も

コロナウィルス関連

マレーシアの行動制限概要

3月18日〜5月12日行動制限の期間中は、外出に制限が設けられており、約2か月間基本的には全員自宅で過ごすこととなっている。
<行動制限>
・日用品の買い物などを除き外出禁止
・買い物は自宅から10km以内
・政府機関及び民間企業の閉鎖
・教育機関の閉鎖
ロックダウン・行動制限の詳細:
【マレーシア現地最新情報】 ロックダウンと行動制限令の詳細まとめ
現在世界中で猛威を奮っているコロナウィルス(COVID-19)。 マレーシアの首相は3月18日〜5月12日の間、ロックダウン(Lockdown)・行動制限を行うことを発表。 期間中は外国人の入国禁止、国内の移動制限、企業・店舗等...

行動制限によりベビーブーム到来か

マレーシアのNational Population and Family Development Boardの保険ユニットの責任者であるHamizah Mohd Hassan氏は、現在行われている行動制限の影響で2021年初頭にマレーシアの出生率が上がる可能性があると発表。

同氏は、1998年にアメリカで起こった過去の事例を挙げた。
当時、メイン州とニューハンプシャー州が吹雪のために数週間封鎖され、市民は家に待機することとなった。
その9か月後に2つの州の出生率は急増した。同様のことがマレーシアでも起こると予想している。

Hamizah氏は、カップルは将来の経済的影響、育児、教育などの計画をしなければならない、とメディアに語った。
また、望まない妊娠をしないために、避妊具や必要に応じて緊急避妊薬などを使用することも奨励している。

マレーシアの出生率

マレーシアの出生率は、女性1人に対して2.02人となっている。
(参考:日本 1.43)
*15~49歳までの女性の年齢別出生率を合計した値であり、「1人の女性が一生の間に産むとされる子供の数」に相当

下記のグラフの通り、マレーシアの出生率は年々低下しており、直近35年で出生率は半減となっている。
また、マレーシアの出生率は2001年以降、世界平均を下回っている。


*いずれも世界銀行発表の数値

コンドームの世界的供給不足も

マレーシアのKarexは世界最大のコンドームメーカーであり、世界のコンドームの5つに1つがマレーシアのKarex製だ。

マレーシア政府は、ロックダウン・行動制限中は「生活必需」の産業のみ稼働を許可しており、その他の企業は閉鎖されている。

Karexも行動制限の影響で、3月10日より3つの工場の操業がすべて停止していた。
同社は政府に対し、コンドームの生産は「生活に必須な医療品」にあたると主張。
政府は4月3日に同社の工場の操業再開を許可。
しかし、現在のところ50%の稼働率に抑えられている。

Karexの最高経営責任者であるGoh Miah Kiat氏は「マレーシアの行動制限の影響で、3月中旬~4月まででコンドームは2億個の生産減となる」と大手メディアのFINANCIAL TIMESに発表している。

国連もコンドームの供給不足について「意図しない妊娠の急増につながり、思春期の少女や女性、パートナーや家族に深刻な影響を与える可能性がある」と警告している。

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