マレーシアのツイッタートレンドに「ドラえもん」が登場
2020年3月18日〜5月12日まで、ロックダウン並びに行動制限が行われているマレーシア。
マレーシアの在住者は、買い物や仕事などの必要不可欠な用事を除き、外出が禁止されている。
また、仕事に関しても多くの人が在宅勤務となっており、基本的にマレーシア在住者は常に在宅となっている。
ロックダウン期間の折り返しとなった3月31日のマレーシアで、ツイッターのトレンドに「#doraemon」が登場。
なぜ、マレーシアのツイッターで急にドラえもんがトレンド入りしたのか。
「ドラえもん」トレンド入りの理由
事の発端はマレーシアの女性・家族・社会開発省(The Women, Family and Community Development Ministry)が、公式フェイスブックに投稿した内容だ。
投稿された画像には、
外出制限中に夫婦(カップル)で洗濯物を干している絵とともに、夫婦間で喧嘩を避ける方法として、「妻(女性)は、ドラえもんの声をマネして恥ずかしそうに笑う」ことを提案している。
*画像はThe Women, Family and Community Development MinistryのFacebookページより引用(現在投稿は削除済み)
さらに別の投稿では、在宅時でも女性は化粧をして着飾ることを提唱。
*画像はThe Women, Family and Community Development MinistryのFacebookページより引用
炎上と女性・家族・社会開発省の対応
これらの投稿対し、ソーシャルメディア上では批判が相次いだ。
4月1日の正午時点でも、Doraemonは依然としてマレーシアのトレンド入りしており、炎上が続いている。
拡大する批判に対し、女性・家族・社会開発省は、謝罪とともに投稿の削除を行った。
女性・家族・社会開発省は、該当の投稿が一部の人の気分を害したと認めた上で「今後は投稿の際により慎重に、あらゆる面を検討する」と発表。
投稿の内容に関しては「在宅勤務の期間中に、良好な家族関係を維持するための提案」で、他意はないと主張を行った。
しかしながら、在宅時でも女性は化粧をして着飾ることを提唱した画像に関しては、4月1日正午時点でも削除されていない。