駐在員が住みやすい街ランキング2020 クアラルンプールは8位 東京は53位

クアラルンプール

駐在員が住みやすい街ランキング2020 クアラルンプールは8位 東京は53位

クアラルンプールは住みやすさ世界8位

世界最大の駐在員・現地採用労働者のネットワークを持つInterNationsの調査で、マレーシアのクアラルンプールが「2020年 駐在員が住みやすい街ランキング 第8位と発表された。

InterNationsでは同調査を2014年から毎年行っており、クアラルンプールは2019年のランキングでは世界第2位だった。
2020年は6つ順位を落としたが、それでも世界第8位と高い評価となっている。

同調査は、InterNationsに登録された海外で働く外国人を対象としたアンケートにて実施。
世界66都市が対象となっている。

クアラルンプールが評価された理由

1.英語が通じる

まず特筆すべき点として、クアラルンプールは「Local Language」のカテゴリで1位となっている。
これはアンケート回答者の91%がローカルの言語を話さなくとも容易に生活ができると回答しているためだ。

KLでは、広く英語が使用されており、多くの場合は英語で意思疎通が可能で、外国人にとって非常に住みやすいと評価されている。

2. 住居を探すのが容易

クアラルンプールは「Finance & Housing」のカテゴリでも1位となっている。

84%の回答者がKLでは住居を探すのが容易と回答している。

回答の詳細はレポートに記載されていないが、
・KLはコンドミニアムの数(空き物件数)が非常に多い
・住宅の値段は他の都市に比べて割安
・外国人の賃貸に寛容
・住居探しや契約書は英語で対応可
などが考えられ、外国人にとって住居を探すハードルは非常に低い。

3. 生活費が安い

アンケート回答者の76%がクアラルンプールでの生活で経済的に満足していると回答している。

また、77%の回答者がクアラルンプールでの生活費に満足していると回答している。
同項目の世界平均が46%のため、KLに住む外国人は他の都市に比べて、生活費の安さに満足している割合が非常に高いことが挙げられる。

KLは他の都市に比べて全体的に物価が安く、特に住宅費や交通費、ガソリン代などは非常に割安だ。

一方でクアラルンプールの懸念点も

クアラルンプールは「生活の質」のカテゴリでは、世界66都市中51位となった。

特に「安全と政治」のサブカテゴリーでは、平均を大きく下回っており、
KLで生活するのは安全と回答したのは68%にとどまった(世界平均:82%)。

また、政治の安定性に満足していると回答したのは36%で、世界平均の61%に比べるとかなり低い数値となった。

マレーシアでは、2020年2月にマハティール元首相の辞任、ムヒディン現首相の首相就任時に大きな政治的混乱があった。
生活に直結した部分では、3月よりMCOが開始し生活に一部制限が課せられている。コロナウィルスの影響や、MCOの長期化により自国へ帰国した外国人も多い。
また、9月にはクアラルンプールとセランゴールの一部地域で大規模な断水が発生。モントキアラなど外国人が多く住む地域でも断水が長期化し、生活に支障をきたした。

他アジアの都市の順位 2020年

5位 シンガポール
19位 ホーチミン
21位 上海
30位 バンコク
53位 東京
57位 香港
64位 ソウル

東京は、安全性で1位、公共交通機関の利便性で5位を獲得したものの、定住指数のカテゴリで評価が低く、
・ローカルの文化に慣れる容易さ
・歓迎されていると感じるか
・人々の社交性
・ローカル言語(英語が通じるか)
などのサブカテゴリでいずれも評価が低く、実際に東京に住む(過去に住んだ)駐在員は東京の生活に馴染むのが難しいと感じている。

2020年駐在員が住みやすい街ランキング

1位 バレンシア
2位 アリカンテ
3位 リスボン
4位 パナマ
5位 シンガポール
6位 マラガ
7位 ブエノスアイレス
8位 クアラルンプール
9位 マドリード
10位 ドバイ

※参照:InterNations – Expat City Ranking 2020 (英文レポート)

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