マレーシア 20年間で6.75℃の気温上昇した地域も クアラルンプールでもっとも暑い地域は?

クアラルンプール

KLがもっとも低い気温上昇

イポーは6.75°Cの気温上昇

ThinkCityによる調査で、20年間の間でマレーシアの5つの都市でいずれも気温が上昇していることが明らかになった。
調査の対象は、クアラルンプール、ペナンのバヤンレパスとジョージタウン、ペラのイポー、ジョホールのジョホールバルの5つの都市。

最も気温が上昇した地域はペラ州のイポーで、98年11月から2019年3月までの21年間で6.75°C上昇している。
イポーは特に気温の上昇率が高く、調査を行ったThinkCityも「人間の生活と幸福に影響を与える可能性がある」と言及している。

一方で最も気温の上昇が少なかったのは、意外なことにクアラルンプールとなっている。

クアラルンプールでは、89年12月から2019年10月までの30年間での気温上昇は1.64°C。
上昇が少なかった理由として、KL市内の公園などの自然の整備によるものとされている。

KLで最も暑い場所は?

クアラルンプール市内で最も暑い地域は、市内中心部のブキビンタン、プドゥ、チョウキット、カンポンバル周辺となっている。

これらの地域は、アスファルトの地面やコンクリートでできた建物に覆われており、
また、自動車やエアコンの室外機からの排気などにより、気温上昇が起きている。
建物が密集していることから風の通りが悪く、熱がこもり、体感温度も高い。

下記のヒートマップでも、該当の地域は真っ赤になっていることがわかる。

一方で、クアラルンプールで最も涼しい場所は、KLフォレストエコパーク、ペルダナ植物園、KLCCの公園と、いずれも自然が多い場所となっている。

<KLのヒートマップ(2019年)>

ThinkCityからのスクリーンショット

ヒートアイランド現象が進行中

マレーシアでも、日本と同様にヒートアイランド現象が進行中だ。

ヒートアイランド現象とは、郊外に比べ、都市部ほど気温が高くなる現象のことです。

東京では、過去100年間の間に、約3℃気温が上昇しました。中小規模の都市の平均気温上昇が約1℃であるのに比べて、大きな上昇です。これは、地球温暖化の影響もありますが、ヒートアイランド現象による影響も大きく現われています。
東京都環境局Webページより引用

マレーシアでは、下記の通り各都市の気温が上昇している。

都市期間上昇温度
クアラルンプール89-19年1.64°C
イポー98-19年6.75°C
ジョホールバル05-18年6.70°C
ペナン88-20年5.63°C

いずれの地域でも、上記の期間中に都市開発や工業地帯の開発が進んでおり、地球温暖化に加え、ヒートアイランド現象により気温が上昇している。

<ジョージタウンのヒートマップ(2019年)>

<イポーのヒートマップ(2019年)>

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