LAZADA出店を発表で一時ストップ高に
2020年9月16日、日本の大手家電量販店のラオックスは、マレーシア、シンガポール、インドネシア、フィリピンのLAZADAに出店を開始したと発表した。
東南アジア市場への進出の発表で、同日にはラオックス株式会社の株価は一時ストップ高となった。
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4か国のLAZADAで出店
ラオックスは2020年8月初旬より、マレーシア、シンガポール、インドネシア、フィリピンのLAZADAに一部商品をテストで販売。
その後、「LazMall」公認ストアとして、多数の商品を販売している。
日本のサプリや化粧品も販売
販売商品は、家電、サプリメント、化粧品、ガジェット、ベビー用品、ジュエリーなど多岐にわたる。
LAZADAでは、基本的に日本のラオックスで販売しているものを出品しているため、日本でなじみのあるものが海外でも購入できるのが、海外在住者にとって非常に魅力だ。
例えばファンケルやDHCのサプリメントなど、海外で手に入らないものが人気だ。
商品発送は香港から
LAZADAのページをみると、いずれの商品も発送は香港からとなっている。
2020年9月16日現在、コロナウィルスによる海外からの商品遅延等はほとんど発生していない。
通常、商品発送から1-2週間で配達される。
ラオックス詳細
ラオックス株式会社は大手総合免税店兼家電量販店。
70-80年代はオーディオ機器、90-00年代はパソコン関連の販売で業績を伸ばす。
大型店の失敗や他社家電量販店の台頭により、2000年代後半に業績悪化。
2009年より中国の大手家電量販店を運営する蘇寧電器の傘下入り。
その後、中国人をはじめとした「外国人観光客向けの大型免税店」に方向転換。
2015年の流行語大賞「爆買い」でラオックスの社長が受賞するなど、インバウンド増加とともに売り上げを伸ばす。
2020年に入り、コロナウィルスの拡大でインバウンド需要がほぼゼロとなっり、店舗の閉鎖や休業が相次いでいる。

