行動制限と飲食店の営業制限
マレーシアでは、コロナウィルスの影響で3月18日から5月12日まで全土に行動制限令(Movement Control Order) が発令されている。
行動制限により、企業の活動は制限されているが、飲食店やフードデリバリーのサービスは「生活必需」として除外され、営業が許可されている。
営業には制限があり、許可されているのは持ち帰りのみで店内での飲食は不可。

行動制限により需要増。Grabは売り上げが30%増
行動制限により、フードデリバリーの需要が急増している。
マレーシアのフードデリバリー大手のGrabは、メディアに対し下記の通り語った。
「行動制限期間中のフードデリバリー需要は急増し、30%以上の成長率となっている」
「Grabは、10,000人以上のドライバーが配達パートナーとして登録しており、マレーシア人が日常の重要なニーズに便利かつ安全にアクセスできるようにすると同時に、すべてのパートナー(ドライバー、飲食店含む)がプラットフォームで収入を得続けることができるようにしています。」
飲食店がGrabに支払う手数料は最大35%
デリバリーサービスの需要拡大も、飲食店は手放しに喜べる状況ではない。
行動制限により、売り上げはデリバリーサービスに大きく依存している。
しかし、デリバリープラットフォーム経由で注文を受けた場合、売り上げからプラットフォームへの手数料が差し引かれる。
マラッカの飲食店のオーナーはメディアの取材に対して下記のように語っている。
「Grabでの売り上げが好調だったため、うちのレストランはGrabのナンバーワンクライアントに選ばれました。それによってデリバリーの注文が15%増加しています。」
それでも状況は深刻だ。
Grabfoodでの需要は増えたものの、全体の売り上げは60%の減少。
また、Grabfoodでの注文場合は、売り上げの25%~35%が手数料としてGrabに支払わなければならない。
「デリバリーへ移行しても、全ての賃貸物件のオーナーが賃料割引や払い戻しを行ってくれるわけではなく、高額な賃料を引き続き支払わなければならない」と飲食店オーナーは語った。
お店を支援するためには直接注文を
行動制限は中小企業にとって非常に厳しい状況を作っている。
飲食店(特に中・小規模)にとっては大きな打撃だ。
飲食店によっては、電話・Whatsapp・TwitterのDMなどで注文を受け付けているところもある。
お店に直接注文した場合、中間の手数料はかからず、売り上げがそのままお店に入る。
応援しているレストラン等あればぜひ直接注文をしたい。
直接注文ができるクアラルンプール・ペタリンジャヤのおすすめレストラン
*直接注文は行動制限期間中のみ
*情報は4月4日時点
- 葡萄酒百味処 紫音(アラダマンサラ)
オーナーTwitter:@ronma98085715
注文: WahtsApp – 0178895061
持ち帰り(メニュー) - MAKI JAPANESE RESTAURANT(ハタマス)
Twitter:@restaurant_maki
注文:電話 011-3350-6649(日本語可)
持ち帰りまたはデリバリー(モントキアラ) - Bakery Cafe HACHI(モントキアラ)
Facebook: BakeryCafeHACHI
注文:LINE サウジャナヴィラ、パブリカ
デリバリー(サウジャナヴィラ、パブリカ) - シャカリキ432(ハタマス)
Webサイトのメニュー
注文:LINE
デリバリー(モントキアラ)、持ち帰り(ハタマス店) - Basil Pasta House(Kuchai Lama)
Fecebookページのメニュー
注文:Whatsapp – 0193551855 または電話 – 0379728884
デリバリー(Klang Valley)、持ち帰り
行動制限期間中に直接注文ができるおすすめレストランがあれば、当サイトのTwitterまでお知らせください。