オンライン授業で進む教育格差 デバイスなく授業が受けられない子供もマレーシア

コロナウィルス関連

オンラインで進む教育格差

オンライン授業に参加できない生徒も

マレーシアでは、2021年1月26日現在ほぼすべての地域でMCO(活動制限)が行われており、学校はオンラインでの授業に移行している。

教育のオンライン化によって教育格差がより顕著になっている。

現在マレーシアの学校では、ZoomやGoogle Classroomなどを使用してオンラインで集団授業が行われるのが一般的。
しかし、デバイスやインターネット回線がなく、学校教育を受けられていない家庭も

デバイスはあるものの、兄弟間でシェアするため1人しか授業が受けられないなどの問題がある家庭も。

オンライン授業に参加できない家庭向けに、マレーシア教育省主導で昨年4月6日TV Okeyにて1日2時間の教育用テレビ番組がスタート。
また、他にもいくつか教育番組が行われているものの、一方通行の授業配信となるため、個々の生徒のケアができなかったり、配信時間の制限があったりと、課題も多い。
マレーシア教育省が自宅学習用テレビ番組の放映開始。休校中インターネットにアクセスがない家庭向け
概要 マレーシア政府の行動制限令によりすべての学校が休校 教育省はオンラインでの家庭学習を推奨 インターネットへのアクセスがない家庭向けに国営放送にて教育テレビ番組を開始 行動制限と教育機関の閉鎖 マレーシアで...

木の上で試験を受ける学生

18歳のマレーシアサバ大学の大学生 Veveonah Mosibin氏は、2020年6月に木の上でオンライン試験を受ける動画をYouTubeにアップロード。

Veveonah氏はサバ州の農村地域に住んでおり、自宅周辺の携帯電話回線の速度が遅く、より強い電波を受信するために木の上で試験を受けた。

ビデオがインターネット上で話題になった後、通信・マルチメディアの副大臣が「彼女は試験を受けておらず、YouTube上で目立つために行なっている」といった旨の発言を行い、インターネット上で批判が相次いだ。

一連の出来事はマレーシア国内メディアで連日報道され、マレーシア国内のインターネットアクセスの格差を浮き彫りにした。

長時間オンライン授業を受ける生徒も

インターネット回線やデバイスがなく、教育が十分に受けられない学生がいる一方で、長時間のオンライン授業を受ける生徒も。

1月25日、The National Union of the Teaching Profession (NUTP)は、学生の時間割を全国すべての学校で統一することを提案。

NUTPの事務局長は、教師によってはマレーシアで標準化されている授業時間を超えて授業を提供するケースもあり、長時間の授業により生徒は疲労して学習に興味を失うのではないか、と懸念していると発表。

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