武田薬品がマレーシアなどでデング熱のワクチン申請へ

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EUで武田薬品がデング熱のワクチン申請

2021年中にマレーシアで申請

2021年3月26日、武田薬品工業は、欧州連合(EU)におけるデング熱ワクチンの承認申請を行い、欧州医薬品庁へ受理されたことを発表した。

同社は2021年中にマレーシア、シンガポール、インドネシア、タイ、スリランカ、アルゼンチン、ブラジル、コロンビア、メキシコでの承認申請も予定していると発表している。

現在、アジア3カ国 (フィリピン、タイ、スリランカ)のと中南米5カ国 (ブラジル、コロンビア、パナマ、ドミニカ、ニカラグア)で第3相臨床試験が行われている。

同社のデング熱ワクチンは、4歳から60歳の人を対象とし、4種すべてのデングウイルス血清型で引き起こされるデング熱の予防を目的としている。

武田薬品がワクチンを海外展開するのは今回が初めてで、2026年までに世界30カ国以上でのワクチンの供給を計画している。
現在欧米の大手製薬会社が寡占する世界市場に進出する第一歩となる。

デング熱とは

デング熱はウィルスを持つ蚊に刺されることにより感染し、下記の症状が現れる。

  • 高熱(40℃前後)
  • 激しい腹痛
  • 目の奥の痛み
  • 筋肉痛
  • 関節痛
  • 嘔吐
  • 悪心
  • リンパ節の腫脹
  • 発疹

デング熱に感染すると上記の症状が通常2〜7日間続く。

デング熱は熱帯・亜熱帯地域で流行し、世界全体で約3.9億人が感染し、毎年2万人が死亡している。
デング熱感染の約70%がアジアでの発症となっている。

マレーシアではデング熱の感染者数が増加しており、
2018年には80,615件(147人の死亡)
2019年は130,101件(182人の死亡)となっている。

写真引用:Thaiger

デング熱の予防(マレーシア版)

マレーシアでは、デング熱の患者数は5月から増加し、モンスーンの季節が過ぎた7,8月に急増するので、これからの季節は要注意。

デング熱の予防方法は、とにかく蚊に刺されないこと

  • 水が溜まる場所の排除
  • 虫除けスプレーの使用
  • 忌避剤(蚊取り線香など)の使用
  • 水が溜まる場所の排除
  • 長袖長ズボンの着用

デング熱の予防として、最も重要な事が水の溜まる場所の排除
雨水などが溜まっている場所は、蚊の繁殖場所となり、蚊が増える原因となる。

マレーシアでは日本人の住居はコンドミニアムが多く、家庭でできる事が限られてしまうが、
家庭でできることとしては、住居などの排水溝等の水の溜まりやすいところの点検、貯水容器には蓋をして定期的に清掃をする事が重要。
共用部分に関しては、水が溜まっている場所をマネジメントに報告するなども有効だ。

これから蚊が増える時期は、外出時に虫除けスプレーや忌避剤(蚊取り線香など)の使用も行いたい。
虫除けスプレーなどは、雨や汗などで落ちやすいため、野外で長時間活動する際は持ち歩き、必要に応じて再塗布することが重要。
蚊取り線香や虫除けは、スーパーやドラッグストア、コンビニエンスストアで購入可能。

ただし、日本と同じものは売っていないため、肌が敏感な方や、使い慣れた安心の物を使いたい場合は日本からまとめて持ってくるのがおすすめ。
特にマレーシアの虫除けスプレーやクリーム、パッチは匂いが強いものが多いので注意。
*虫除けスプレーは、他の液体やスプレーと合わせて、一人あたり2Lまで持ち込み・預け入れ可能(殺虫剤は不可)。

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