クアラルンプール大規模断水 工場経営者4兄弟を逮捕

KL

断水の原因となった工場の責任者を逮捕

2020年9月5日、セランゴール警察署長は、9月4日より起こっているクアラルンプール・プタリンジャヤの大規模断水の原因となった汚染物質の投棄を行った工場の責任者4人を逮捕したと発表した。

工場では、廃油を水路に流しており、廃油は水路からセランゴール川の支流に流れていた。

この汚染物質の投棄によってセランゴールの4つの浄水場が停止。
クアラルンプールやセランゴールでは、9月4日より1,292のエリアで断水が発生した。

原因は重機のメンテナンス工場

逮捕された工場の責任者の4人は実の兄弟。
創業者となる父親の死後、4兄弟は工場の経営を行っていた。

工場はラワンのスンガイゴン工業地域にある、重機メンテナンスの工場「Yip Chee Seng&Sons Sdn Bhd」。

州環境・グリーンテクノロジー・科学・消費者問題委員会の委員長は、同社が以前にも同様の違反を犯しており、RM60,000の罰金が科されていたと発表している。
また、同氏は、該当の工場は適切に石油廃棄物を保管する設備が整っていなかったと発表している。

州政府は立ち退きと工場解体を命令

9月5日、セランゴール州政府は工場所有者に操業の停止、立ち退き、工場の解体を命令したと記者会見で発表した。
経営者である4人の兄弟が命令に従わない場合、州政府が工場の解体を請け負う。

工場の解体については、今回の事件がきっかけとなったが、工場のある私有地が建物を建てるための適切な承認を受けていないことが理由とされている。

また、州政府はAir SelangorとTenaga Nasionalに対し、該当の工場への水と電気の供給を停止させるよう依頼を行っている。

住民は厳しい処罰を希望

クアラルンプールやセランゴールでは年に数回断水が発生するが、今回は事前に予定される計画断水ではなく、突然の断水になったことから大きな混乱が生じた。

断水に見舞われた多くの住民は、飲料水や生活用水の準備がなく、生活に大きな不便が生じた。
また、炎天下の中で給水車の列に並び、重い水を部屋まで運んだ住民も多い。

断水した地域のスーパーやコンビニでは、ミネラルウォーターが売り切れ、多くの飲食店が休業。

一つの工場の罪によって、100万人以上の人の生活に影響を与えた事件は、多くの住民が厳しい処罰を希望している。

断水の最新情報

断水の最新情報はAir Selangorの公式Twitter @air_selangorにて確認可能。

Air SelangorはTwitterにて随時復旧した地域のリストや地図を発表している。

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