マレーシアでストロー廃止やビニール袋有料化も、プラスチック消費量がアジア6ヵ国中1位。日本と違うゴミの廃棄方法も課題。

速報・時事

WWFの調査によると、アジア6ヵ国中、マレーシアが最も一人あたりのプラスチック消費量が多いことがわかった。

調査の対象国は、中国、インドネシア、マレーシア、フィリピン、タイ、ベトナムの6ヵ国。
これらの国の排出するプラスチックの合計は、毎年世界の海に流入する800万トンのプラスチックの60%を占めているとのこと。
アジアの多くの地域では、経済と人口が急速に成長しており、ごみ収集などのインフラは急速な発展に追いついていないことが、一番の理由としている。

調査対象は、最終的に海に流出する可能性が高いプラスチック包装の家庭での消費に焦点を当てている。
最新のデータである2016年に上記6か国合計で、2,700万トンのプラスチック消費された。
また、世界的には、海に流失するプラスチック廃棄物の量は2010年から2050年の間に4倍になると推測されている。



マレーシアは、1人あたりの年間プラスチック包装消費量で、上記6か国中、1人あたり約16.8kgで1位の消費量となっている。次いでタイが15.5kgで2番目。
WWFの調査担当者には、調査対象国の中で、マレーシア人が最も裕福とういことが最もプラスチックを消費した理由としている。

マレーシアでは2019年より、大手のファーストフードやコーヒーショップなどでストローの廃止が進んでいる。
マクドナルドでは、店内での飲食の場合、ドリンクはプラスチックの蓋やストローが無しで提供される(顧客が希望すれば提供)。
また、The Coffee Beansでは、プラスチックストローの代わりに紙のストローが提供される。

スーパーマーケットでも、レジ袋の有料化/廃止が進んでいる。
通常マレーシアのスーパーマーケットでは、会計時にレジ袋が必要か尋ねられ、必要な場合は20セントで購入することになる。
また、各スーパーマーケットではエコバックの販売も行っている。

上記の通り、プラスチックの個人消費減少に向けて取り組みが進んでおり、マレーシア国民の意識も変化してきている。
しかしながら、一方でごみの処理に関しては課題が残る。

マレーシアでは、一般的に分別が全くされない。
プラスチックやペットボトルの分別はもちろん、燃えるゴミや燃えないゴミも全部まとめて捨てられるのが一般的で、リサイクル率は非常に低い。
日本では日常に分別が行われているが、マレーシア人に比べると分別やリサイクルに対して非常に意識が高いと言える。

関連記事:ブックオフがマレーシア5店舗目をオープン

マレーシアでは、廃棄物が混ざり合って埋め立て地になることも多い。
埋立地の廃棄物は、スコールなどの豪雨によって、プラスチックが川や海に流れ込む可能性がある。

都市部を中心にプラスチック消費減少の意識はついてきているので、次は分別やリサイクル意識の向上が課題か。



タイトルとURLをコピーしました